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キミを愛シテ溺れてる
第12章 王子様の嫉妬が甘くて激しい愛に変わる時



容姿には自信がないけれど、ソラ先輩がどう思っているのか気になりながら視線を向ける。


ミスコンに出れるほど私のことを可愛いと思ってくれているのかな……。


にこにこと笑って話を聞いてるから参加するのは良さそうだ。



「乙羽さんが出たいなら出てもいいと思うけど……。俺は出て欲しくないかな。

コンテストに出なくても美人なのは変わらないし、他の男に狙われたりしたら厄介だからね」


「笑ってるのに目が怖いなー。ダメなやつだこれ」


ミスコンに参加できるとも思っていないから止められてもどうってことない。



独占欲が剥き出しなところが可愛くて私もくすくすと笑っていた。

そんなところも好きだ。いや……、大好きだ。


過保護すぎると思うこともあるけど、愛されている実感がする。


愛されているのか分からなくて不安になっていたあの頃よりも今はずっと幸せだ。



「あっ、風子!こんな所にいたんだ!秋が呼んでるから早く来て」


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