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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋
「私だって人に言えるような恋愛歴じゃないよ」
「風子ちゃんはモテるからすごそうだよね。高校生の時にさっさとソラくんとくっつけばよかったのに」
ミルクティーを飲んでいる途中に突っ込まれたくなかった点を上げられて変なところに入っていきそうになった。
コホッと咳き込んでから気を取り直し、サンドイッチを食べ終えて手を拭いていた大地くんの方を見る。
「それは……。そうだったらよかったのになって思う時もあるよ。
でも過去は変えられないし、高校生の時はソラ先輩に近づけなかったから……」
「いつもすぐ側にいたじゃん。しかも、ソラくんがあんなに好き好きオーラ出してたのに気づかないなんて」
「ううう……。私には手が届かない存在だと思っていたんだよ。
大地くんこそ高校生の時に仲が良かった女の子がいたのにどうしたの?」