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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋
他の男に抱かれていたところを見ていた時に抑えていたはらわたが煮えくり返りそうだった気持ちも晴らすように……。
大好きな姉を交えてはいけない体で感じていた……――――
* * *
「…………」
大地くんから禁断の話を聞いた私はアイスティーを飲めずにストローを摘まんだままだった。
驚いたせいでパチパチと大きく瞬きをしているので精一杯になっていた。
「体の関係を持ってから何回かしたけど、高校生になった時にはもう終わっていたよ。何もなかったように接してくるし。
高校生になっていじめられなくなってお姉ちゃんから卒業できたのもあるけれど……。でも、今も仲良しなんだ」
「そうだったんだ……」
「ドン引きだよね。初めての人が身内だなんて」
「引くというよりもちょっと驚いたかな……。大地くんの方が私よりも経験するのが早かったなんて……」
「気にするところはそこ!?……まぁ、ソラくんより僕の方が童貞を卒業するのは早かったと思うよ」