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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋



「えっ……!?そう…なんだ……」


大好きな彼氏であるソラ先輩の女性経験歴を知るのが怖くてそれ以上何も言えなかった。


恋人であっても踏み込めないこのデリケートな話題。

共通の友達である大地くんに聞けば答えが出るのかな……。



「―――――二人で何の話をしてるのかな」


口を開いてみようか迷っていた時、ずっと待っていた声が背後から聞こえてくる。


すぐにそちらの方に振り向いてみると、私が気になっていたことの本当の答えを持っている人がそこに立っていた。



「そっ、ソラ先輩……!おっ…、お仕事…お疲れ様です……」


「ソラくん!?あっ、ここに座って」


大地くんが急いで立ち上がり、私の隣をソラ先輩に譲って隣の椅子へ移動した。


「ありがとう」っと笑顔で言っているものの、なんとなく怖いのは気のせいだろうか。



「こっ、これは偶然だからね?風子ちゃんをこのお店で偶然見掛けたから一緒にいただけで口説いていたわけじゃないから」


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