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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋
「へえ。それにしては込み入った話をしていたように思えたけど……、っというのは冗談で口説いてないことくらい分かってるよ」
「本当かなぁ……。笑ってるけどソラくんの顔が怖いよぉ……。
あっ、さっき風子ちゃんがナンパされていたところを僕が守ったんだよ!ここはしっかりと評価して欲しいなー」
未然に防げたというのにソラ先輩の不安を煽るような報告をして、トレーの上に置いてあるレシートをトントンっと指で叩く大地くん。
心配させたくないからできれば言わないで欲しかった。
そして二人きりになったら私がお仕置きされる。
でもそのお仕置きをされるのも悪くないけれど……。
会社から真っ直ぐ来てくれたと分かるスーツ姿のソラ先輩を見ると一瞬目が合った。
「……分かったよ。その食事代は奢るから」
「やったー!いい会社で働いているソラくんは気前がいいねー。海ちゃんとは大違い」
「――――オイ、大地。おれがなんだって!?」