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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋



料理を注文をしてからは近況報告をしたり、世間話をしながら食事を始めた。


「ぐふっ……!」


しかし、私とソラ先輩の向かい側の席に座っていた海田先輩がある料理を口にした後にパタリと倒れる。

その様子を見て、次に危機が迫っているのは自分のような気がしてごくりと唾を飲み込んだ。


「なんで二人は食べないの?意外と美味しいよ」


海田先輩に強引に食べさせられたのは、大地くんの大好物であるエスカルゴのオニオンオリーブオイル焼き。

リーズナブルな値段だから、大地くんはいつもここのファミレスに来ると頼んでいた。


「食べないと絶交だよー!」


今まで一人で食べていたのに、今日は脅すようなことを言いながらエスカルゴのオニオンオリーブオイル焼きを食べろと私とソラ先輩の前に差し出してくる。


「大地くん……。小学生みたいなこと言わないでよ」


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