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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
それから何も進展することなく何日か経った。
俺と大地、海田の男三人でファミレスに集まって余興の話し合いの続きをしていた。
「――――で、おれが曲作るから。ピアノの伴奏は風子ちゃんに任せようか」
「それにしても今日も風子ちゃんは来ないんだね」
「LOINEのグループトークも既読にならないし、風子ちゃんがいないとなんだか寂しいな」
「うん……」
きっとまたあの男と遊んでるんだろうな。
相手の見た目の年齢を考えると純粋な付き合いをしているようには思えない。
また汚されるのか……。
「僕ね、風子ちゃんを最近何度か見掛けたんだけどさ……」