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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
「あはは。先生は奥さんに尻に敷かれてそうですよね」
「確かにそうだな」
「おれらが招待されるって、先生に愛されてたのかねー」
「他の生徒より手が掛かっていたからじゃない?僕、みんなに迷惑かけてばかりだったもん」
「大地と風子ちゃんが校長室の掃除してて、花瓶を割ったり色々やらかしてたっけ。それで、塑羅緒が生徒会長だからって先生と一緒に頭下げてに行ってたことが多かったな」
「そうですよね。あの頃の私は子供だったなって反省してます」
余興の話も進めずに高校時代の懐かしさに浸っている中、ニヤニヤした大地がさらに話を脱線させる。
「ところでさー、風子ちゃんは彼氏と上手くいってるの?」