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キミを愛シテ溺れてる
第2章 処女ヲ捧げた時
ある日の学校帰り。
ひとりで歩いていると他の高校の男子が話し掛けてきた。
でも知らない人で、高身長のイケメン。
私に用があるとは思えなくて素通りした。
「オイ、無視すんな。おまえに話し掛けてんだよ」
「わっ、私ですか……?」
「連絡先を教えて欲しいんだが」
「えっと……、あの……誰ですか。何なんですか?」
「オレは颯太。おまえが可愛いから言ってんだ」
「あ……、ええ……!?」
初めて異性に可愛いと言われて、嬉しくて顔が一気に熱くなった。
その喜びで躊躇なく颯太に連絡先を教えた。
ナンパされるのも初めてで浮かれていたんだと思う。
だけど、なぜなのか颯太の顔をよく見てみると初めて見た気がしなかった。