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陽向の恋
第3章 三

「……苗ちゃん……感度良いから、すぐイクよね……昼休憩の間に終われるね……」

「いや、ちょっと、私会社では……」

「何でも経験!レッツチャレンジ!」

 陽向がボソボソ話しながら、私へ近寄ってくる。それに困惑しながら後退り、私は背中をドアへぶつける。……何か叫んでいるけど、私は別にチャレンジしなくても良い。

「お願いだから、本当にトイレに……」

「……」

 両手を胸の前で広げ、顔を青ざめた。そんな私を――急に冷たく睨んで、陽向は唇へ口づけてくる。

「っ……」

 チュッ、チュッ……と甘く唇を吸われ、恥ずかしくなりながらも、私は至近距離にある陽向の顔から目が離せなかった。

「10分……いや5分でいかせる」

 その言葉に、低い声に、冷たい目線に、一瞬体が固まる。かと思えば……陽向が急にしゃがんで、私のスカートの中へ手を入れる。

「陽向……!」

 そのままストッキングと下着、パンプスを脱がされ、陽向から右足を持ち上げられた。今までにこんなこと、されたことがない……。そう思いながら右足を陽向の左肩に置かれて、突然陰部へ舌を這わされる。

「っ……」

 二つの柔肉の間をペロッと舐められて、蕾へ吸い付かれる。その行為にもだが、私は陽向の変化に戸惑うしかなかった。

「あっ……陽向……」

 何で急にこんなことを。もしかして、私が昨日色々試したいって言ったからなの?

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