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陽向の恋
第4章 四
* * *
「だから言ったでしょ!今後杉本には気を付けるように!絶対デートの誘い受けても断ってよ!」
「ごめん……」
その日の夜、アパートへ着いた後、私より30分程遅くなって帰ってきた陽向は、キッチンで料理している私へ怒ってきた。
「ああ、もう……疲れた……」
そう言いながらそのままリビングへ行き、ネクタイを緩めてほどく。それからソファへ投げ捨て、スーツのシャツを脱ぎ始めた。
「これだから苗ちゃんは……杉本は……」
まだ何かぶつぶつ言っている……。でも心配してくれているってことだ。感謝しないと。
「……」
料理をしながら、チラッと陽向の方を見た。シャツもソファに脱ぎ捨てて、上半身裸……。いつもよりドキドキするのは、今日会社で助けて貰ったからだろうか。……ヤバい。私、変態みたい!
「着替えてくるわ~」
「は、は~い……」
陽向が寝室の方へ歩き出す。そんな陽向へドキドキしながら返事をして、私はまたフライパンへ視線を戻した。
「……と、その前に……」
だが、突然陽向が此方へ振り返り、近寄ってくる。
「何?どうしたの?」
私は不思議になりながら視線を上げ、陽向を見た。そのまま後ろから抱き付いてくる陽向。その手はすぐに私の両胸へ移動し、ニットの上からやわやわと揉み込む。
「癒して貰うの忘れてた」
「ちょっと、癒すって!」
やっぱりまたこうなるの?!いくらかっこいいと思っても、陽向がおっぱい星人なのは変わらないんだ……。
「好き」
「ん……」
「あ!おっぱいがじゃないよ!苗ちゃんがだよ!まあ、おっぱいも好きだけど!」
私の左耳に口づけて、陽向は相変わらず両胸を優しく揉む。だがすぐ慌てつつ話して、今度は左耳を軽く食んだ。
「杉本と絶対デートしないでよ」
「うん……」
「絶対だよ!」
「分かったってば……」
念を押されながら、揉み回される両胸。ブラとニットの上からぐるぐると揉まれる度、甘い快感に襲われる。