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陽向の恋
第7章 七

 そして私の後ろに座りながら私の浴衣を捲り、現れた下着を太腿まで下ろして、秘部へ舌を這わせ始めた。

 「杉本さん達が帰ってくるかもしれないから、一回しか出来ないよ!苗ちゃん、声押さえてね」

「そんな事言われても……あ、ぁんん……」

 薄暗い和室の布団の上で、四つん這いの姿で浴衣を乱しながら、陽向から二つの柔肉の間を夢中で舐められる。声を出さないなんて無理だ。言われると余計に出てしまう。

「苗ちゃんのここ、石鹸の匂いがするよ」

「温泉入ったから……あぁん……」

「良い匂い。凄いとろとろだけど興奮してる?」

「……そんな事……」

 言えるか!そう思いながらも、二つの柔肉に強く吸い付かれたり、膣孔を大きく舐められて、私は腰を揺らす。

「まだいっちゃダメだよ!」

「分かってるけど……あっ、んうぅぅ……」

 膣孔へ生ぬるい舌を差し込まれ、激しく出し入れされて、私は更に腰を揺らした。

「温泉気持ち良かった?」

「気持ち、良かった……けど……あっ、あっ……」

「けど、こっちが気持ち良い?」

「だから……」

 そんなこと言えるか――

「苗ちゃん、とろとろなのまた溢れてきた!エッチだね!気持ち良いんだね!」

 膣孔を舌で抽送したり、舐めたりする陽向は、答えられずにいる私へ羞恥心を煽る言葉を連投し。唐突に私の顔の方へ近寄りながら、甘えてくる。

「ねぇ苗ちゃん、舐めて……」

 自分の浴衣を捲り、ボクサーパンツを下ろして、自身のそそりたったものを私の口へ差し出してくる陽向。それを私は口内へ含んで、恐る恐る扱き始める。

「ん……」

 互いに着ている浴衣は乱れ、静寂な部屋にはいやらしい水音が響いていた。
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