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冷たい微笑み
第2章 デート
「高足ガニだーっ!

一ヶ所に集まると怖いですねー」

「たしかになっ…」

館内に段差があるなんて気がつかなかった。

「大丈夫?」

調子狂うなぁ…今日の勝山課長は優しい。


カフェもあったのに店内で飲まず

カフェモカを持ってベンチに2人横に並んで座った。

辺りは すっかり暗くなっていた。

勝山は都の肩にもたれ掛かってくる。

「あ、あの~これは一体…」

「すっ…少しくらい良いだろ。」

彼女が彼氏にすることだろーに。

不思議と無言で遠くに行く船をみて時が過ぎた。

勝山が手も握ってと言うから

恋人繋ぎでそっと握り続けた。
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