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冷たい微笑み
第3章 涙の味
「キス前借りな。明日から俺、出張だし。」

「こんな時に…」

早くしないと誰か来るっ!

都は背伸びして勝山にキスをした。

「全然 足りないな…」

うっすら目を開けた勝山は

都の腰をぐいっと引き寄せ

舌をはわせた。

「んんんん!っ!」

人が通る時には 二人は離れていた。

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