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冷たい微笑み
第3章 涙の味
月曜日から職場の雰囲気は最悪で。

「勝山課長 いつにも増してピリピリしてる。」

社員のヒソヒソ声も聞こえてくる。

「課長、これ要りません。」

インデックスだ。

都の書類に何枚もある。

今日、時間あるか?と課長の文字が書いてある。

勝山は苛立ちながら破いて捨てた。



ブーブー♪

仕事の合間に勝山から都へ当てたLINEがなる。

おーい 都ー

返事しろー


今度の出張土産何がいい?

紅葉饅頭?シカのキーホルダー?

…呆れて都は既読スルーした。

そんなに鳴尾君といることが嫌なら直接

言ってくればいいのに。

隣のデスクの安田さんが聞いてくる。

「今日も勝山課長 機嫌悪くない?

都、相当嫌われる様なこと何かしたの?」

「知りません…」

相変わらず今日も残業決定だ。
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