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第1章 私の好きな人

「こ・・・子供じゃなくなったよ？」

「俺からしたらまだまだだよ」

「そ、それは・・・ずるくない？」

「何が？」

「追いつけっこないじゃん！！歳の差は・・・」

何回もしてる小さい頃からのやり取り・・・
私はムキになった

「・・・だから、お前は俺に構わず年相応の彼氏を作れっての」

「嘘つきは・・・泥棒の始まりです。」

「刑事捕まえて・・・泥棒って・・・」

ハァ・・・

タツ君？
ため息は幸せが逃げるって言ったよ？


「泥棒になりたくなかったら・・・私の彼氏にならなきゃだよね？」

「・・・泥棒でいいわ」

「わ・・・私がタツ君を嘘つきの泥棒にしたくない・・・」

「・・・お前とどうにかなったら・・・泥棒じゃすまねぇよ」

・・・いじわる
・・・嘘つき
・・・あほ
・・・おっさん

私は心の中で呟いた