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君に恋する物語
第1章 私の好きな人
「・・・ごめん」

「なんで謝るの?」

「・・・帰ろう。皆、心配してる」

「やだ!!」

せっかくタツ君が私の事・・・
子供扱いしなかったのに!!
でも、駄々をこねる私はやっぱり子供で・・・

「ゆあ・・・」

「タツ君、私の事どう思ってるの?」

「・・・お前の事は、可愛いって思ってるよ」

「・・・なんでキスしたの?」

「ゆあ・・・」

「なんでキスしたの!!」

私はタツ君の煮え切らない態度に腹が立って・・・
癇癪を起した

「き、期待しちゃうじゃん!!彼女が居るって言っておいて・・・結婚するって言うくせに!!こんなキスするなんて・・・ば、バカにすんな!!私の気持ち知ってるクセに!!」

泣きながらタツ君を叩いた
だって・・・
他に知らないもん・・・
どうすればタツ君が私に振り向いてくれるかなんて・・・
今までだって・・・
何度も・・・
何度も・・・
私の思いつく限りの思いをぶつけてきたんだから・・・


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