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君に恋する物語
第2章 ユキの運命の恋
「・・・次の駅で降りろ」

啓介には負けるけど男前な男性は・・・
中年デブの腕を離さず冷静に言い放った


「駅員さん、痴漢です」

「やってねぇ!!」

「されました!!触られました!!」

次の駅で私も一緒に降りた
中年デブは尚も抵抗した

「はいはい。言い訳は事務所でお伺いします」

駅員さんが冷静に中年デブを連れて行く

「あの・・・詳しく状況を伺いたいので・・・よろしいですか?」

もう一人の駅員さんが私達に話しかけた

「「はい・・・」」

二人の声が同時に重なる

中年デブとは別室の駅員室

「で・・・?痴漢されたんですか?」

「はい・・・」

駅員さんはこんな事慣れてるのかな?
淡々と私に訊ねた

「で・・・あなたはそれを見たんですか?」

「はい」

私を助けてくれた男性も応えた

「そうですか・・・痴漢は現行犯しか捕まえられないんです。ありがとうございました」

駅員さんは中年デブの行為を確信したかの様な話し方

「警察の方を呼んで話を聞く事になるんですけどよろしいですか?」

朝の満員電車
仕事に急ぐ私達
痴漢行為は駅員さんにとっても面倒くさい事だったのかな?
態度がそう言ってる

「・・・」

駅員さんと男性に迷惑かもと私は黙る



「痴漢をされた彼女の気持ち・・・考えた事ありますか?」

「は?」

「は?じゃなくて・・・実際に痴漢をする人が居るんですよ?」

「・・・」

「仕事は遅れると連絡すればいいだけの事。犯罪なのには変わりない」

その言葉に駅員さんは黙った

「・・・面倒くさい。はあなた方の都合。犯人を犯罪を見逃さないで下さい」

「面倒くさいだなんて・・・」

「そうですか?それは失礼しました」





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