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君に恋する物語
第1章 私の好きな人
「そっか・・・好きな人居るんだね」

「ま、まぁね」

「・・・男子・・・かわいそ」

「・・・?どういう意味?」

私は昼休みの貴重な時間が少なくなるのを確認して急いでお弁当を食べた


「・・・そのまんまの意味。鈍感ってのも怖いよね」

呆れた顔で私に言うのは高校生になって初めて出来た友達

川田さくら

「・・・さくらの言ってる意味がわかんないよ」

「・・・女子一番人気の女の子がこれじゃね・・・」

「???」

ほんと、意味わかんない
さくらがあまりにもしつこく私に
(好きな人いるの?)
って訊いてきたから・・・
正直に言っただけなのに・・・


「・・・つまり、おっさんに恋してる。でいい?」

「お、おっさんなんかじゃない!!」

私はムキになって言い返す

「・・・け、刑事だもん」

「なら、なおの事相手にされないじゃん」

「わ、私の事が好きだって・・・言ってくれるもん!!」

「はい、はい。近所の可愛い子供としてね~~」

「ちゅ、ちゅ~だってしたんだから!!」

私のとっておきの思い出話を暴露した


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