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君に恋する物語
第2章 ユキの運命の恋
確かに・・・
そうだったかも知れない

誰にも・・・
啓介以外に心を許さなかったのは理想となる男性がいなかったから・・・
と、自分で自分の味方をする

啓介とは違うタイプの男前
信にはない年上の安定感

私はこんな性格で・・・
痴漢相手にもひるまない女で・・・
気が強くて・・・
嫉妬深くて・・・
可愛げがなくて・・・
女前ではなくて男前の性格で・・・

私を甘やかしてくれる人がいたらいいな。って・・・
思ってて・・・



「・・・優希さん?」

優しく声をかけられハッとした

「お・・・僕の話、聞いてくれてた?」

思わずトリップしてた
コクコクと頷いて誤魔化した

「もしね?間違いじゃなければ・・・あっていて欲しいんだけれども・・・」

「素顔の君が・・・その・・・綺麗に化粧をして・・・僕の前に来てくれた事に・・・僕は自惚れたい」

「た、大した化粧では!!少し恥ずかしかっただけです!!」

「うん。僕の前でそう思ってくれた事が嬉しいんだよ」

き、キザなセリフ!!

「仕事に行く君をいつも見てたから・・・僕は化粧をした君の方に驚いてしまった」

「そ、それは・・・どういう意味で・・・」

「着飾って・・・僕から離れて・・・他の男に会いに行かれたらと・・・堪らなく胸が苦しくなった」

「き、着飾ってって!!仕事では薄化粧なだけであって!!」

言い訳してしまう
いつも見られていた私は可愛くないんですよ?
化粧をしたら・・・化けの皮を被れば美人なんだから!!
知っていて欲しくなる
見栄を張りたくなる
どうしても可愛い女に見られたいの?

「そのままでも綺麗で、十分すぎる程だから・・・どうかそれ以上可愛くしないで頂きたい」

「は?」

「これ以上、可愛くされてしまうと・・・他の男から守れない」

「は?」

「あなたが・・・電車の席に座っていると言うだけでホッとするんだ」

「は?」

「お尻・・・すいません。・・・は守れたとしても・・・他の痴漢野郎からの卑猥な視線からは守れないんです」

「は?」

「あなたが・・・ただ、そこに居ると言うだけで・・・男は欲情してしまうからです」

「は、はぁぁ??」

な、何、言っちゃってんの?
大丈夫ですか?
どうしたらそんな発想になるの?
ってか、真面目な顔してそんな事言っちゃうの?
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