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アムネシアは蜜愛に花開く
第5章 Ⅳ 歪んだ溺恋と束の間の幸せ

そして由奈さんは、わたしを見ながら微笑むようにして舌を突き出し、巽のをアイスクリームでもなめるようにぺろぺろと舐めてから、その口の中に挿れて卑猥に出し入れをして見せる。
巽は金属音をガシャガシャと鳴らして抵抗していたが、由奈さんの動きを止めることは出来ない。
「由奈、やめろって!! お前じゃ勃たねぇから!」
「んっ、んむぅっ、ふぅ……だけど、寝取られ趣味に目覚めれば、すぐにおっきくなるよ。ほら、巽くん見てみて? 広瀬くんが、杏咲ちゃんの大事なところをクンニしてる。私と同じことしてるよ」
「広瀬っ!!」
「ふふふ、おっ、さっきより大きくなってきたぁ!」
わたしは涙を流しながら、同じように足を開かれて秘処を怜二さんに吸われていた。
どんな罰でも受ける気ではいたけれど、巽が他の女と淫らなことをしているのを見てしまったのは、わたしの中の力を奪った。きっと由奈さんは巽とセックスをするのだろう。巽が由奈さんを抱いて感じるところをみたくない。だったらその前に、怜二さんに壊されてなにも考えられなくなってしまいたい。
早く罰が過ぎ去ることを祈るしか、わたしには出来なかった。
「んん、あれ……今日は味が違うな。今日は……入れてないのか、トロトロの液」
股のところからの声に、ぎくっとした。

