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僕の彩芽
第3章 三
……――案の定寝室に入るや否や、秋人さんは私を冷たく見下げながら命令した。
「脱げ」
寝室の電気を点けた途端、視界に映ったキングサイズのベッド。先程事務所で、秋人さんからした同じ香水の香り。床にばら蒔かれているコンドームの袋達。全て私を惑わせるかの様に、初めから用意された様に存在する。
「は、はい……」
断ったら八つ裂きの刑だろう……。海に沈められるかもしれない……。秋人さんの所有物になった私が、断れるなど出来なかった。
「待て。下着は脱がないで良い。そのままベッドに四つん這いになれ」
ニットとジーンズ、靴下を脱ぐ私を無表情で見ていた秋人さんは、私が下着姿になると、怯える私へそう言った。
「はい……」
その命令に素直に従い、私はベッドへ恐る恐る四つん這いになる。そのまま下の下着へ人差し指を差し込まれ、下着をピンっと弾かれるとビクッとしたが。
「……はははは」
急に秋人さんが笑い出すと、背筋を凍り付かせた。
「……!」
不気味だ。何この人。やっぱりヤバい人じゃん……。何で笑ってんの。こんなことなら、風俗で働いていた方がマシだった……!
「ポチ。お前は店で使い物にならねぇ。だからこうして飼ってやったんだ。感謝しろよ?」
「は、はぃぃぃ!」
後ろからお尻を両手で鷲掴んでくる秋人さんに恐怖を感じながら、必死に返事をする。
「お前は出来損ないだ。女としては、男を喜ばせられない」
「い、や……」
そのまま下着に隠れていないお尻の部分を舐められると、顔を青ざめるも。唐突に秋人さんの唇が陰部へ移動して、下着の上から蕾へ吸い付き出すと、変な声が漏れた。
「あ……ぅ……ぁ……」
うぅぅぅ……。嫌だ。怖いよ。怖いよ、誰かぁぁぁ……助けて……。