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僕の彩芽
第4章 四
* * *
脱衣所に入った秋人さんの表情は、心無し嬉しそうだった。ほくほくと頬を緩めながら、脱衣所の前で緊張して立ち尽くす私へ両手を広げる。
「ほら、おいで」
「っ……」
い、嫌だぁぁぁ!嫌だぁぁぁ!嫌だぁぁぁ!お風呂で何する気だ、この人!またエッチなことするんでしょ!
「ポチ。脱がないと、シャワー浴びれないぞ?」
「はい……」
心の中では抵抗しながら素直に返事をして、私は脱衣所へ入る。そのまま無言で剥ぎ取られる薄桃色のブラジャー。次に秋人さんが私の前にしゃがんで下の下着を脱がせると、私は首輪だけ付けた格好になった。
「……」
は、恥ずかしいよぉぉぉ!全裸見られてる!温泉でしか他人に全裸見せた事ないのに!
「入ろうか」
私の心の叫びに気付かず秋人さんが立ち上がり、私の手を引くと、私は秋人さんと一緒に浴室へ入るしかなかった。