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僕の彩芽
第5章 五
「へぇ、そうですか……男が好きなんだから、女の私とそういうことするのも無理でしょうね……」
「言っとくけど、俺は秋人さんが好きなんだ!他の男には興味ねぇ!」
「はいはい……」
私の話を聞いて必死に訴えてくる豪へ、適当に返す。すると豪はソファから立ち上がり此方へ近付いてくると、私の髪を引っ張った。
「ムカつくわ、お前……あんま男なめてっとどうなるか思い知らせてやるよ」
「痛い!やめてよ!」
ヤバい、怒らせた……。豪、怖い……。
「おら、座れ!」
そのままソファへ連れていかれ、強引に座らされる。そして冷たく豪から見下げられながら、命令された。
「口でしゃぶれ」
「……嫌だ」
私は秋人さんから買われたんだ。秋人さんの言うことは聞くけど、豪の言うことは聞かない。
「てめぇ……言うこと聞けよ!」
「嫌だ!」
ニットの胸ぐらを掴まれて睨み付けられても、私は断固として拒む。