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僕の彩芽
第6章 六
* * *
それから約20分程車を走らせて、秋人さんのマンションに着いた。着くまで、車内は終始無言。時折、運転席に座っている秋人さんが苛立った様にハンドルを叩くと、助手席に座る私はビクッとしながらも、何も話せなかった。
「……」
まずい。ぶちギレとるやんけ!部屋に入りたくない……何されるか分からねぇ。もう一回謝っとこう。
「……秋人さん、ごめんなさい……」
地下一階の駐車場。そこに秋人さんが車を停めると、私は恐る恐る謝る。良い大人が、勝手にクラブで働いただけでそこまで怒るわけないだろうと思った。すぐに許してくれると……
「ポチ、お前は誰のもんだ?」
「……秋人さんのです……」
「だったら、何で勝手にクラブで働いた?金を貯めて俺から離れようと思ったか?」
「い、いえ……ただの好奇心で……」
うん、そうだよ☆とは、絶対言えねぇぇぇ!ヤバい!めっちゃきれとるがな!ごつい狂気纏っとるがな!
「下着脱げ。スカートを腰まで上げろ」
「えっ……秋人さん?」
冷や汗を滲ませていた。そんな私へ唐突に低い声で命じると、秋人さんは無表情でじっと私の顔を見る。