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僕の彩芽
第6章 六
「あの……」
本気だ……。これで『冗談だよ、彩芽。彩芽を驚かせたかっただけさ、はっはっはっ』と爽やかに笑うならまだしも。
「早く脱げ……」
「は、はぃぃぃ!」
もう一度命令されると、私は怯えながら下の下着を脱いだ。
「っ……」
うう……恥ずかしい。周りには誰もいないけど。このままスカートを上げるなんて出来ない。上げれば、恥ずかしい場所を秋人さんに見られてしまう……。
「ポチ?スカートは?上げないのか?」
「か、勘弁してください……何でもしますから……」
「ダメだ」
緊張し過ぎて体が震える。そんな私へきっぱり言い放つと、秋人さんは淡々と続けた。
「500万の代わりに、心臓を売るか?」
「ひっ……」
怖い。怖いよ!ブラック過ぎるよ!やっぱり風俗で働いていた方が良かったぁぁぁ!
「分かりましたから……怖いこと、言わないで……」
涙目になりながら、私はスカートを腰まで捲り上げる。するとそんな私を見て、秋人さんが満足そうに微笑んだ。