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僕の彩芽
第8章 八

「はぁ……」

 豪に何て言おうか。500万、返さないと……。

「とりあえず皆寝てるし、私も寝よ……」

 考えることは山程あるが、まずはしっかり寝ないと。私は秋人さんへ背中を向けると、目を閉じる。だが……

「っ?!」

 後ろから唐突にパジャマのズボンへ右手を入れられ、目を見開く。そのまま大きな掌は下着の中へ潜り込み、蕾を見付けると指先で転がし始める。

「秋人さん……?」

 寝てる筈だよね?!何で?!寝惚けてるの!?なんちゅう寝相だ!

「秋人さん……!」

 慌てるも、秋人さんの指先は執拗に蕾を転がし、私へ甘い快感を与える。

「ぁ……やだ……」

 きっと他の女の子と間違ってるんだ……。夢の中では他の女の子とエッチしてるんだろう。

「秋人さん……うぅぅ~」

 蕾を繰り返し転がされながら、私はそう考えると胸が痛くなった。

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