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僕の彩芽
第8章 八
「いつか秋人さんに告白するんだ」
乙女の様に両手を両頬へ当て、恥ずかしそうに頭を揺らす。がちむちな大男が。異様だ。
「頑張ってね……」
「ありがとう、彩芽!応援してね!」
「うん……」
何かだんだんと口調も女の子になってきてるし……。やっぱり普段は女の子っぽくなるのを我慢してるのかな。
「彩芽!じゃあお願いがあるんだけど!」
「お願い?何?」
「秋人さんのチン◯の写メ撮ってきて!」
「は、はぁぁぁ?!むりむりむり!」
ごつい両手で私の両手を強く掴み、訳の分からない頼み事をしてくる豪へ、私は目を見開きながら首を横へ振る。大きい声を出しすぎた。秋人さんを起こすかもしれない。
「一緒に寝てるんだから大丈夫!秋人さんが寝てる間にズボンとパンツ脱がせて、写メ撮れば良いじゃん!」
「ぜったい!無理!」
「家宝にしたいんだよ!頼むよぉ!」
優しいと思えばこんな事言い出して……。本当、豪にもあまり関わりたくない……。