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くすくす姫の誕生日(くすくす姫後日談・その4)
第2章 まだ「お誕生日」の来てない日
「私、お誕生日に、これ着ようかしら?」
「いや、用意してた服があるんだろ?」
先程姫に触るのを止められたサクナは、不機嫌丸出しで言いました。

「うん。でも、」
「せっかく作ったんだから、祝いの席ではそっち着とけ」
こいつは俺だけ楽しめりゃそれで良い、と嘯くと、性懲りもなくまた姫の方に手を出してきました。

「あ、だめって!」
「…ちょっと触るくらい良いだろ。」
「んっ…でも、」
「…『女っぽい』か…確かに、」
「きゃ!」
「便利だな。脱がせねぇでも触りやすい」
南の衣装の、暑い時の換気の為に作られたスリットや襟ぐりが開いた作りは、外から手を忍び込ませるのにも、大変役に立つ様でした。

「あ…ふっ…」
手を差し込まれて弄られる度に上に纏った柔らかな薄衣が肌に擦れて、姫の感じている気持ち良さは、何倍にも膨れ上がりました。

「…あ…だめ、っ!」
「そこは『イイ』って言うとこだろ?」
「いいっ…けど、だめっ!…汚れちゃうってばぁっ、」
「…あー…」
サクナにとっては、服が汚れるかもしれないよりも、この服を着た姫を弄れる方が、よっぽど大事なのですが。
姫の抵抗はかなり頑なで、もし振り切って強行したら、激しい怒りを買いそうでした。
誕生日を前にしてそれはどうか、とサクナが迷っていた時、真っ赤になった姫が弾む息を抑えながら、小さい声で言いました。

「…汚しちゃうと、困る…から、せめて、サクナだけでも、脱いで?」
姫の衣装は新品ですから、何かあってもまた求めることが出来ます。
それに、誕生日にはこれを着ないと言うのなら、何かあってもすぐに困ることは無いでしょう。

「…分かった。」
サクナとしては姫さえ服を着ていてくれれば、弄り甲斐には代わりありません。
それで素直にヤらせてくれるなら仕方ねぇか、と大人しく衣装を脱ぐことにしました。

「…脱いでって強請られるのも、なかなか良いな」
「え?」
長椅子にくったりもたれてサクナを眺めていた姫は、思わぬ言葉に反論しました。

「ばかっ、違うでしょっ!!ねだってな…きゃっ!」
「なんだ?どうかしたか?」
上着を脱いだサクナが姫の方を見ると、両手で口を塞いで、真っ赤になっています。
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