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流されカノジョ
第1章 入社式から1週間
ころんと身体を仰向けにされた途端、優しい顔をした渉と目があった。
恥ずかしくなった彩は顔を背けようとしたが、それよりも早く両手で頰を包まれキスをされた。
舌先をちゅ、と吸われて、そのまま下唇を食む動きをした後に、含みのある笑顔が下へ消えた。
ぢゅっ!と強く乳首を吸われて「やぁん!!」と彩は渉の頭を抱いた。
右乳首が舌で転がされ、ぺろりと舐められ、唇だけではむはむと弄られ、反対は同じように指を使って、突かれたり指の腹でコリコリとしごかれた。
気持ちよくて声がとまらず、ぎゅうと頭を掻き抱いて快感を露わにした。
「あぁ…んっんっ…、や、っ!ふぁぁ…!」
ちゅぽっと唇が離れてもすぐに左乳首へと交代され、ストッキングの中にある彩の奥がトロトロと蜜を出している。
「こんなに敏感な身体、他の男が放って置くわけないよね?
彩ちゃん、すごくエッチだね」
乳首を咥えながら喋れば舌が動く感覚にぷるんと胸が反応し否定しようもなかった。
「わた、るさ、…はずかしぃ…」
両手で顔を隠した彩を起き上がって上から見つめれば、色白な肌が紅く染め上げられ、細い腰に似つかわしく女性らしい胸と突起が存在する。
ストッキングを履いた膝が擦り合わされ、渉は再び太ももを撫で上げた。
「かわいいよ、こっちも触らせてもらうからね」
そっと腰を浮かせた彩のストッキングと下着をするりと持ち上げ、降ろしたら下着のクラッチから厭らしく糸がつうと切れた。
「こんなに濡れて可愛い」と晒された太もも、膝、ふくらはぎとキスを落として、丁寧に脱がせた。
何も纏っていない彩の裸体に渉の中心は熱を止められない。
入社式では気づかなかったが、杉原が紹介してくれなきゃこの身体は他の男が手をつけてだだろうと考えながら、
お互いの事はさほど知らず身体を重ねる自分につくづくだな…と渉は思った。