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今日だけは、貴方と
第2章 浴室での情事
一際大きな呻き声が女から上がると同時に、足が反射的に動いて水面を大きく揺らした。喉奥に込み上げてくる吐き気を堪え、両目が涙で潤んで苦しさを訴えるべく尻をタップしても男の動きは止まらない。女の苦しげな表情を知ってか知らずか、男の両手が支えにしていた浴槽の縁を離れて、女の後頭部へ伸びた。
逃がさない様に頭を抱えた事で興奮したのか、男の呼吸と、腰使いが荒々しくなっていく。女もまた苦しさから短い呻き声が上がるのを抑えきれずにいた。
それでも恥部が何かを求めて、切なく疼いてしまうのを女は自覚する。
吐き気が治める為、なるべく喉奥を刺激しない様に唇に力を入れて挿入する勢いを弱めたり、顔の向きや角度を変えて舐め回していると男が息も絶え絶えに告げる。
「もうイく…出る……全部受け止めてね」