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今日だけは、貴方と
第2章 浴室での情事
再び喉奥まで刺し貫かれた瞬間、喉から食道に滑り落ちていく液体と、精液特有の臭いと味を感じた。
断続的に出てくる残りの精液を舌の上で受け止めて、脈動が止まって射精が終わる。そこで漸く力が抜けた男の手が、後頭部から離れた。
女がゴクリと喉を鳴らして精液を飲み干せば、まだ息の荒いまま男が唇を合わせてきた。
『…吐くかと思った』
「ごめん、腰止まんなかった」
言葉と同時に、男の身体が湯の中に沈み込む。その上に浮力に身を任せたままの女の身体が重なった。
水面から、プカリと女の尻が水を弾いて浮かぶ。
強く抱き締められ、頬を摺り合わせると余韻を楽しむかの様に二人は暫くそのままの体勢でいた。
「全部受け止めてくれるから、君のお口好き」
『だと思うなら、次からタップしたら一回体勢を整えさせて欲しいな』
苦笑いを浮かべた女に対して再度、男からの短い謝罪を聞いた後、女が上半身を起こして言った。
『のぼせそうだから、一回上がろうか』