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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第6章 雨粒ちゃん
「いや、親からの反発心が原動力なんて、優しくもないですよ。
皆のように普通に愛されて成長したかった。
そんな邪な心から必死に本で補って、そのうちに子供がほんわかと出来るお話を…ってところから始まったんです。」
彼女の方こそ、優しい眼差しで僕の話を聞いてくれている。
優しい穏やかな性格なのに、無理をして仕事に打ち込んでいるから体にたたったのでは?
と思っていた。
ふと、木田さんが霞と被る。見た目だけでなく内面も…
無理して背伸びして色付きのリップをしていた霞。
木田さんの肩の荷を下ろしてあげることが出来たら、彼女への罪滅ぼしになるのではないか。
そんな風に考えていた。