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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第6章 雨粒ちゃん
「じゃあ、そろそろご飯の支度に取り掛かりますね。」
「ああ、僕も手伝いますよ。」
「篠宮さんは雨粒ちゃんに集中しててくださいな。
私が一人で出来ることを証明しますから。」
「あはは、もう疑ってませんよ。ではお言葉に甘えて…」
篠宮さんがパソコンに向かったのを確認してキッチンに入る。
そんなに気張らなくてもいい、でも、あっと驚かせたい。
先程、覗いた冷蔵庫にあるもので作れるものを…
一人の時はこんな風に料理に向かうことはなかったけれど、ワクワクしていた。
冷蔵庫を開けながら、フライパンを取り出しながら、篠宮さんを盗み見る。
また、真剣にパソコンに向かったり、空をみたり、微笑んだりしながら、作品に集中しているようだった。