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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第3章 目覚め
「あの…」
「突然すみませんね、驚かせて、金曜日、貴女倒れたんですよ。信号待ちしていた交差点で…
酷い熱で、肺炎になりかけたんですよ。なので、申し訳ない無断で連れて帰りました。
意識もなく、どこに送ればよいかもわからなかったので…」
「すみません、ありがとうございます。
これは…?」
腕に刺された点滴を示す。
「ああ、抗生剤とブドウ糖の点滴です。もうしばらく投与が必要ですね。」
「そうでなくて、何故ここに…」
「ああ、これでも僕、医者の端くれなんですよ。
多少の薬や道具は家にストックしてある。
安心してください。」