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「ネガティブ」のバイブル
第2章 愛欲の女神
「準備ならできている」
そう言った天原は、唐突に俺の股間を強く握り込んだ。
「っ……!!」
ズボンをぎゅっと押し上げるソレをつかみ、ほらな、とばかりに天原は口角を上げた。確かに、モノの準備はできてる。
そうじゃなくて…心の準備ができてないんだよっ!!
「せっかくだ。コイツでもっと色んな女抱けば。死ぬ前に」
「いっ、きなりなに言うんだよ…っていうか放せよっ…!」
男にそんなことされてもうれしくねーんだよ。俺は天原の手を振り払い、距離をとる。
と、覚悟を決めるように、成瀬に顔を向けた。不自然な歩き方でソファーへ近づいていく俺を、やるの、やらないの、といった顔で成瀬はじっと見ている。
これを逃したら、もう二度とこんな機会はこない…。ああ、女神さま!あなたの差し伸べるその慈悲深き手を、誰が振り払えよう!
「お…お願いしマすっ!!」
もちろん、ヤリます!そんな決意の宣言。力みすぎて、一部ちょっと声が裏返った…。
成瀬は少し驚いていたが、やがて、くすっと笑った。
「…よろしく。じゃあ、ここ座って」
「あ、うん…」
言われるがまま、成瀬の隣に座る。っていうかさっきからどこを見ればいいのか…。
とか思いつつ、つい目が成瀬の胸や下へ行く。
そう言った天原は、唐突に俺の股間を強く握り込んだ。
「っ……!!」
ズボンをぎゅっと押し上げるソレをつかみ、ほらな、とばかりに天原は口角を上げた。確かに、モノの準備はできてる。
そうじゃなくて…心の準備ができてないんだよっ!!
「せっかくだ。コイツでもっと色んな女抱けば。死ぬ前に」
「いっ、きなりなに言うんだよ…っていうか放せよっ…!」
男にそんなことされてもうれしくねーんだよ。俺は天原の手を振り払い、距離をとる。
と、覚悟を決めるように、成瀬に顔を向けた。不自然な歩き方でソファーへ近づいていく俺を、やるの、やらないの、といった顔で成瀬はじっと見ている。
これを逃したら、もう二度とこんな機会はこない…。ああ、女神さま!あなたの差し伸べるその慈悲深き手を、誰が振り払えよう!
「お…お願いしマすっ!!」
もちろん、ヤリます!そんな決意の宣言。力みすぎて、一部ちょっと声が裏返った…。
成瀬は少し驚いていたが、やがて、くすっと笑った。
「…よろしく。じゃあ、ここ座って」
「あ、うん…」
言われるがまま、成瀬の隣に座る。っていうかさっきからどこを見ればいいのか…。
とか思いつつ、つい目が成瀬の胸や下へ行く。