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「ネガティブ」のバイブル
第2章 愛欲の女神
…いかんいかん。はっとした俺は、ソファーを見た。ソファーの端に脱ぎ捨ててある成瀬のパンツを見つめる。

と、成瀬が立ち上がり、目の前に膝立ちになった。俺のベルトに手を伸ばし、外していく。ズボンを下ろし、トランクスも下げ、塔のように勃ち上がったソレを露にする。

すると、成瀬はそれを、なんの躊躇もなく口に含んだ。

「ほあっ!?」
童貞特有の、焦りすぎな反応だ。成瀬は事も無げに、先端をペロ、ペロ、と舐め始めるが、俺はどうしていいかわからず、ただあたふたとするだけだった。

気持ち…いい。

「んん…はあ…」

成瀬は舐め方を変えつつ、絶妙な舌使いで俺の先端を刺激し続ける。と、今度はさらに深くくわえ込み、吸い付きながら、一気に先端の方へ口を動かした。

「ふううっ!?」
なんとも言えない感覚に、思わず声をあげる。一瞬、気持ちよすぎて頭が真っ白になった。

と、成瀬はまた奥まで吸い込み、唇でにゅっと擦り上げた。

「うぁあっ!!」

唇を滑らせて出し入れを繰り返しつつ、時折、先をつつくように刺激する。ふわ、と身体から力が抜け、注意して保っていないと意識が飛びそうだった。

気持ちよさに任せ、自然と腰が動き出しそうになる。本当は成瀬の頭をつかみ、快楽を求めるまま力任せに犯したかったが、その衝動を必死に抑えていた。

と、成瀬が急に、激しく、執拗に先端部分を狙って攻め立て始めた。

「ッ!?」

一番感じるところをふいに突かれて、声にならない叫び声をあげる。むしろ欲望のまま、自分のペースでやってしまっていたら、また違ったのかもしれない。

「あッ…!ああッ!!」

ちょっと待った!そこはだめだっ!やめ…
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