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「ネガティブ」のバイブル
第5章 天使が舞い降りました
「ごっ、ごごごごめんなさいッ…!!」
黒川さんは恥ずかしそうに顔を両手で覆い、謝る。
「お…俺こそごめん…」
こんな時どんな反応をすればいいかわからなかったが、取り敢えず俺も謝っておいた。
と、唐突に黒川さんが口を開く。
「…さっきの続きだけど」
「…ん?」
「私はホントに…市野くんと一緒に実行委員やれてラッキーって思ってる、から…」
顔を隠し、うつむいたまま、黒川さんは絞り出すように言った。
「?」
「だって…、私…」
両手を下にずらし、ちら、と上目遣いで俺を見る。顔は耳まで真っ赤だ。
「市野くんのことが…好、き…だから…」
そこまで言い終えると、黒川さんは勢いよく後ろを向いてしまった。
俺はポカンとする。
……え?
「えっ!?!?俺のどこが良いのっ!?好きになってくれる瞬間なんてどこに、いつあった…!!?」
黒川さんは恥ずかしそうに顔を両手で覆い、謝る。
「お…俺こそごめん…」
こんな時どんな反応をすればいいかわからなかったが、取り敢えず俺も謝っておいた。
と、唐突に黒川さんが口を開く。
「…さっきの続きだけど」
「…ん?」
「私はホントに…市野くんと一緒に実行委員やれてラッキーって思ってる、から…」
顔を隠し、うつむいたまま、黒川さんは絞り出すように言った。
「?」
「だって…、私…」
両手を下にずらし、ちら、と上目遣いで俺を見る。顔は耳まで真っ赤だ。
「市野くんのことが…好、き…だから…」
そこまで言い終えると、黒川さんは勢いよく後ろを向いてしまった。
俺はポカンとする。
……え?
「えっ!?!?俺のどこが良いのっ!?好きになってくれる瞬間なんてどこに、いつあった…!!?」