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「ネガティブ」のバイブル
第1章 エビマヨパン
「三度目はないって…なにする気だ?殴るのか?」
天原の言葉にはっと我に返った俺が、恐る恐る聞いた。

だが、返ってきたのは、ひどくぼんやりしていて、この問いに対する答えなのかどうかすら微妙な言葉。


「おまえは、永久に光を喪うだろう」
言いながら、天原は手に持っていた眼鏡を俺にかけた。

光……?それってまさか…。

「…失明、ってことか…?」
顔から血の気が引くのが自分でもわかった。天原は、答えない。ただ口もとをわずかに上げているだけ…。

「安心しろ。それに度は入っていない」
要するに、ダテメガネだ。そう言って、天原は俺に手を伸ばす。

いやいや、安心できないし、そもそもそんなこと聞いてないし今はどうでもいいし。…って、え、ちょっと待って、その手なに?殴るの?殴るの?

失明するほどボコられちゃうの、俺?

と、じわじわと後退りしながら瞬時に色々思っていると、その手は、俺をつかむでも、叩くでも、殴るでも、刺すでもなく――ただ額に触れた。

「え……?」


“おやすみ”

そう聞こえたのを最後に、俺は膝から崩れ――意識を失った。
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