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柊屋敷の嫁御様(くすくす姫後日談・その5)
第9章 埃と扉
「あ、うふっ、や、揺らしちゃ、ふふっ」
(…風呂、最高かよ…!)
サクナはしみじみ感動を噛み締めました。端から見るとまるで馬鹿ですが、本人にとっては今際の際に心残りとして呟きかねない程の大きな気掛かりでしたので、馬鹿も止む無しと言えなくも有りません。
サクナはその馬鹿極まりない感動を、姫と風呂を心行くまで楽しむ方向に向けることにしました。
「どの辺がくすぐってぇんだ?」
「う…ふっ…ちゃぷちゃぷする…とこ、っ?」
姫が一人で入って洗われている間はくすぐったい様子はありませんでした。その事と姫の言葉から考えると、波が立って触れるのがくすぐったいのかとサクナは思いました。
「これはどうだ?」
「ふ?…そ、でもない…」
試しに波を作ってみましたが、姫は首を振りました。
(…奥が深ぇな、風呂…)
まあ今後ゆっくり考えることにしてとりあえず姫を堪能しようと抱き寄せたところ。
「ひゃ!?あはははっ!あ、やだ、ふふっ」
「あ?!なんでお前?!」
「だって、ちゃぷ、って…うふふふふ」
抱き寄せて笑い出した姫を見て、サクナは試しに湯の中で胸を触ってみました。
「くすぐってぇか?」
「う…うぅん、きもちいい…」
(…普通だな)
笑ったことでいつもより息が荒く、風呂なので色っぽい声が反響を増していますが、反応自体にくすぐったさは欠片もありません。
(難問だな、風呂…)
「ふぁ?!」
サクナが胸から両手を離した途端、姫はびくんと震えました。
「あはははは!は、それ、だめぇ!」
「…は?」
どれだよ、とサクナは思いました。
揉んだり摘まんだり捏ねたりしていた手を離してみただけで、別になにもしていません。
「て、と、おゆ、っ…」
「手と湯?」
もしかして、と思ったサクナは、最初入った時になっていたように、姫の背中と自分の間に隙間を作ってみました。
「きゃ!あはは!やだ、お湯っ…ふふ、くすぐったい!」
(これか…!!)
サクナはまるで未知の絶品の果物を発見した様な気持ちになりました。
お互いの体の間に湯があって、離れ過ぎでも近過ぎでも無く、湯が波打つのが肌を刺激するというのが「くすぐったい」の条件の様に思えましたが、試してみないと分かりません。
とりあえず姫を自分に凭れさせ、片手で普通に姫の胸を弄って、もう片方は姫の肩から胸元に掛けて、触るか触らないすれすれのところで撫でてみました。
(…風呂、最高かよ…!)
サクナはしみじみ感動を噛み締めました。端から見るとまるで馬鹿ですが、本人にとっては今際の際に心残りとして呟きかねない程の大きな気掛かりでしたので、馬鹿も止む無しと言えなくも有りません。
サクナはその馬鹿極まりない感動を、姫と風呂を心行くまで楽しむ方向に向けることにしました。
「どの辺がくすぐってぇんだ?」
「う…ふっ…ちゃぷちゃぷする…とこ、っ?」
姫が一人で入って洗われている間はくすぐったい様子はありませんでした。その事と姫の言葉から考えると、波が立って触れるのがくすぐったいのかとサクナは思いました。
「これはどうだ?」
「ふ?…そ、でもない…」
試しに波を作ってみましたが、姫は首を振りました。
(…奥が深ぇな、風呂…)
まあ今後ゆっくり考えることにしてとりあえず姫を堪能しようと抱き寄せたところ。
「ひゃ!?あはははっ!あ、やだ、ふふっ」
「あ?!なんでお前?!」
「だって、ちゃぷ、って…うふふふふ」
抱き寄せて笑い出した姫を見て、サクナは試しに湯の中で胸を触ってみました。
「くすぐってぇか?」
「う…うぅん、きもちいい…」
(…普通だな)
笑ったことでいつもより息が荒く、風呂なので色っぽい声が反響を増していますが、反応自体にくすぐったさは欠片もありません。
(難問だな、風呂…)
「ふぁ?!」
サクナが胸から両手を離した途端、姫はびくんと震えました。
「あはははは!は、それ、だめぇ!」
「…は?」
どれだよ、とサクナは思いました。
揉んだり摘まんだり捏ねたりしていた手を離してみただけで、別になにもしていません。
「て、と、おゆ、っ…」
「手と湯?」
もしかして、と思ったサクナは、最初入った時になっていたように、姫の背中と自分の間に隙間を作ってみました。
「きゃ!あはは!やだ、お湯っ…ふふ、くすぐったい!」
(これか…!!)
サクナはまるで未知の絶品の果物を発見した様な気持ちになりました。
お互いの体の間に湯があって、離れ過ぎでも近過ぎでも無く、湯が波打つのが肌を刺激するというのが「くすぐったい」の条件の様に思えましたが、試してみないと分かりません。
とりあえず姫を自分に凭れさせ、片手で普通に姫の胸を弄って、もう片方は姫の肩から胸元に掛けて、触るか触らないすれすれのところで撫でてみました。