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愛の調教バトル
第2章 初調教前夜・少女
 もう一つの転換は、これこそただ恋しい人にとどまらず奴隷にしていただいと思う理由なのだが、悪夢の原因が両親が時々SMプレイをしており、事故で亡くなる前々日偶然私がその現場を目撃してしまったためだと、ご主人様が解明してくださったことで起った。

 両親がSMプレイをしていたことは、私にとって大きなショックだった。

 それまで、二人ですごく愛し合っていてあんなに仲がよかったのに、私の知らないところでSMプレイをしていたなんて、とても信じられなかった。

 私にM傾向があることは自覚していたが、SMについてはとても暗いイメージをもっていて、こんなイヤらしことを考える自分はとてもいけない子だと、ずっと思い続けていた。

 それなのに、あんなに大好きで慕っていたSMをしていたなんて、とても信じられることではなかった。

 しかし、私が両親の死後おばあちゃんの部屋に行けなくなってしまった謎を解明するために、ご主人様に促されて最後におばあちゃんの部屋にお泊り夜のことを思い起こしているうちに、徐々にその夜の記憶がまざまざと甦ってきて、その夜中ぬいぐるみをとりに自分の部屋に戻ろうとしたとき、パパとママの声が聞こえたのでそっとそちらに行ってみたら、パパもママも裸で両手を背中で縛られたママがパパのおチンチンを口に含みおしゃぶりするのを見たことを、はっきりと思い出した。
 そして、驚いてお祖母ちゃんの部屋に戻ろうとしたとき、「あんなことをするパパとママなんてキライ!」と、生まれて初めてパパとママを嫌いと思ってしまったことも・・・。

 そのことをご主人様にメールでお伝えすると、
「たぶんそれだ!そう思ったすぐ後で、事故で亡くなってしまったので、麗さんは自分がキライだと思ったせいで、ご両親が事故にに遭われたのは、自分がそう思ったせいだと思ったんじゃないかな」
とお返事を下さった。

 それで私は、事故の日林間学校の宿舎から急遽迎えに来た車で家に向かう途中、両親の死を告げられた時、私があんなことを思ったせいでこんなことになったしまったのだと強く自分を責めたことも、はっきりと思い出した。

「辛かったねぇ、悲しかったねぇ。その時はそう思い込んじゃったんだね
 でも、それは二つのことがまったく偶然続けて起きただけで、麗さんがそう思ったせいで事故が起こるなんてありえないと、今はわかるよね」
 
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