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ビスカスくんの下ネタ日記(くすくす姫後日談サイドストーリー)
第16章 用法用量は大切です
ぷうっと膨れて見せる姿は、食っちまいたいほど愛くるしい。
……でも。
「あの……すいやせん。約束ってな、どれでしょ?」
本っ当に申し訳ねぇんだが、本気でどれだか分からねえ。
約束を忘れちまってる情けねぇ俺の事を、リュリュは軽く睨んだ。
「……言ったじゃない。私を抱いてぐちゃぐちゃにして突っ込んで噛み付いて、一緒に何度も滅茶苦茶気持ち良くなってくれる、って」
「は」
約束ってな、それか……!!
それ、約束だったのか……?!
約束ってか、予定?予告??帰り支度のための口実???
俺が混乱したりほっとしたりしていたら、蚊の無く様な囁きが聞こえた。
「……誰も、来ないわよ?ちゃんと、鍵も掛けたもの」
「え」
じゃあ、あれか……?
さっきの、「誰も来ないで」ってな、誰にも遠慮無しに俺とあれこれヤれる様にってか……?!
なんだそれ……!クッッッソ可愛い……!!!!
「……ビスカス?どうかした?」
「や……ちょっと……」
感激のあまり、リュリュの事をぎゅーーーっと抱……くと華奢なあばらが良くない意味でイきかねねーので、ぎゅっと位で抱き締める。
「そーでしたね、約束しやしたもんねー?二人で誰にも遠慮無く、滅茶苦茶ぐちゃぐちゃになって、すんげー気持ち良くなりやしょーね」
「ええ…………ねえ?」
「……なんですかい?」
「あともうひとつ、お願いが有るの……」
肩の上で俺に大人しく頬擦りされながら、リュリュはもじもじと呟いた。