この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ビスカスくんの下ネタ日記(くすくす姫後日談サイドストーリー)
第2章 好みの問題です
「いやいやいや、あの様子ですよ。してるに決まってんでしょ」
あの触り方は、どうみてもヤッてる奴の触り方でしょうが。
眺める目付きも見てるってより愛でるって感じでとろとろに蕩けそうでしたよ、とろっとろ。
お姫さんの方も、艶っ艶しちゃってね。
体付きもお嬢様とは全っ然違うやね。
言っとくが、肉付きじゃ無くて、体付きですぜ?
体の線が、色っぽい通り越してエロっぽいやね。
ありゃあ洗濯屋事件が無くても、見る奴が見りゃあバレバレだね。
カヤネズミが従順なのをいいことに、相当ヤり込んでると見たね。
それが分かんねーとこが、ウチのお嬢様の良いとこだな。
仕方ないので、お嬢様にもよーーく分かるように、言い直してみた。
「サクナ様のあんな様子は、見たことねーですよね?俺たちが居るのにも構わず、かなりの愛しみっぷりでしたからね…べったべたですよ、べったべた 」
「顔は相変わらず仏頂面だったじゃないの」
「一見そうでしたけど、態度に漏れてましたよねー。頭は撫でるわ指は絡めるわ髪は弄るわ、時々はっとして慌てて止めるわ、お姫さんににっこりされて口許がにやけるわ、大変でしたよねー」
「うう…」
うん、もう一押しだな、こりゃ。
「しかも、お姫さんに近付く男は許さん位の凄い目で見られましたよ。下手したら俺ぁ心臓止まってましたよ」
…お。
酒も回ってきたのか、やっと反論が止まったね。
よくやった、俺。
これだけ畳みかけられちゃあ、お嬢様も降参だぁね。
「…なんでなのよ…」
「お嬢様がサクナ様にはっきり言わなかったから…では、無ぇですね」
今更だが、俺はお嬢様を慰めて差し上げることにした。
「仕方ありゃあせんぜ。ありゃあ、どう見ても好みの問題ですよ。主におっぱいの。」