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変態センセイの愛人
第3章 悪戯
声を上げると前の席に座っている受講生のおじさんやおじいさん達がこちらを向いた。
「有村さん、静かに。タイピングの練習くらい皆さんやってますよ。これくらいで驚かないで下さいね」
しかし北大路さんが“タイピング”っと言った瞬間に私たちに注がれた視線は消える。
「では有村さんは初級から始めてみて下さいね」
「分かったわ……」
まだ北大路さんの手は太股から離れない。
「ランダムで短い文が出てくるので打って下さいね」
【初級】のところをクリックしてから先程教えて貰ったようにキーボードに指を置いて何問かクリアする。
「これでいいの?」
そう言って閉じていた股を少し開き、本当に指示されていた方をしてみせる。