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変態センセイの愛人
第5章 デート
私のどこが気に入ってくれて好きになってくれたんだろう。
その猫みたいに素直に擦り寄って行けるような女でもないし。
猫も寄ってこないのに猫じゃらしを虚しく振っていると北大路さんが距離を詰めて座ってくる。
それは肩が当たるほど近かった。
「でも有村さんみたいな積極的な女性も好きですよ」
「へ……?わざわざ合わせなくてもいいのよ」
「いや、まじでそう思ってます」
「あら、それなら嬉しいわ」
「オレは末っ子なので引っ張っていってくれる年上の女性の方が合っているのかもしれません……」
「ふーん。そう……」