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変態センセイの愛人
第6章 甘えて……
テーブルの上にはパソコン一式と関連本。
パソコンのことはよく分からないから北大路さんが何を勉強しているのか聞いても理解できないと思う。
でもなにかに熱中している男の人はカッコいい。
ペットボトルのお茶を手渡されて飲みながらダンボールの山を見渡す。
片付けるとしてもどこから手をつければいいのやら……。
掃除するだけと思っていたけどこれは重労働になりそうだ。
「この有様を見て引きました?」
「引くわけないじゃない。毎日忙しいだろうし、先生になっても勉強熱心なのは素敵だと思うわ」
北大路さんは私の隣に座ってお茶を一口飲み、切なそうな顔をしてペットボトルを両手で握っていた。