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恋愛成就のおまじない【短編】
第4章 最後のおまじない
ゆっくりと頭を振って、
「もう…やめる」
そう告げると
「へえ…願い事が叶わなくてもいいの?」
彼は小馬鹿にしたように意地悪な口調でそう言った。
「だって!無理なのがわかったんだもん!もう叶いっこない!」
言いながらこらえきれずに涙がこぼれてきた。
「んー…じゃあ言い方を変えようか。最後だから…お願い。見せて?」
懇願されて、
「遙」
優しく甘くそう呼ばれてしまうと、悔しいけれど身体が反応してしまう。
溢れる涙はそのままに、最後のおまじないが始まった。
「ふ…っ…」
唇を噛み締めて行為に溺れる。
「んぁぁッ…!」
充血して敏感になっているクリトリスを机の角に擦り付けるとすぐに達してしまいそうになる。
ピリュ…チュ…チュックピュクチュクチュクピッ
ギシギシと机が軋む音に混ざった卑猥な水音が徐々に大きくなって…
「あんっ!」
身体が電流に貫かれて膝が砕けた。