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幸せのかたまり
第1章 幸せのかたまり

失恋の痛みなどこれっぽっちも感じなかった。痛みは無かったが彼が出て行ったことはある後遺症を麻結美に残した。何もやる気が起きないのだ。昼間の仕事中は以前と何も変わらない。でも自分の部屋に帰ってきたとたん、身体がだるくなり気力がどこかへ行ってしまう。
日曜日には部屋から出なくなった。今日もそうだ。せっかくのよく晴れた休日なのに、いつまでもグズグズとベッドの上で毛布にくるまり、十時を回ってからやっと起き上がる。
そしてぼうっとしたまま部屋着に着替え、昨日の残り物で適当に遅い朝食を済ませてからダラダラと洗濯を終わらせると、すでにお昼近い時刻になっている。
どこかへ出掛ける気も何をする気も起きなかった。
日曜日には部屋から出なくなった。今日もそうだ。せっかくのよく晴れた休日なのに、いつまでもグズグズとベッドの上で毛布にくるまり、十時を回ってからやっと起き上がる。
そしてぼうっとしたまま部屋着に着替え、昨日の残り物で適当に遅い朝食を済ませてからダラダラと洗濯を終わらせると、すでにお昼近い時刻になっている。
どこかへ出掛ける気も何をする気も起きなかった。

