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愛は奪うもの。故に我は貴女を奪う。
第1章 寂しい体
カフェを出て5分ほど歩く。ろくに会話を交わす間も無く槙野が言っていた店に着いた。美緒が思ったより小じんまりしたイタリアンレストランで、味のあるアットホームな雰囲気が居心地の良さを醸し出している。
「素敵なお店ね。槙野くんはよく来るの?」
奥のテーブル席に着いてメニューを点検する。確かにピザに力を入れているようで種類が多い。それに都心の店に比べてリーズナブルだ。
「ええ。週に一度は大げさだとしても結構よく来ます。でもこの店の料理、美味いんですが量が多いんです。だから一人で来ても食べきれないことが多くて」
「素敵なお店ね。槙野くんはよく来るの?」
奥のテーブル席に着いてメニューを点検する。確かにピザに力を入れているようで種類が多い。それに都心の店に比べてリーズナブルだ。
「ええ。週に一度は大げさだとしても結構よく来ます。でもこの店の料理、美味いんですが量が多いんです。だから一人で来ても食べきれないことが多くて」