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愛は奪うもの。故に我は貴女を奪う。
第1章 寂しい体
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冷めた硬い声が店内のざわめき押しのけ饒舌な舌に鋭く突き刺さる。余計な言葉を垂れ流していた槙野はハッと我に返り、青ざめた顔で黙った。
「わたしが誰と何をしようと君には関係ない。いったい何なの?」
「すみません」
「何よ。説教でもしようって言うの?年下のくせに、わたしのことなんか何も知らないくせにっ!」
俯いていた顔を上げて怒鳴る美緒。その頬はまだ乾いていない。強く光る瞳は、すみませんとひたすら謝る槙野を見据え、激しい怒りに燃えている。
「わたしが誰と何をしようと君には関係ない。いったい何なの?」
「すみません」
「何よ。説教でもしようって言うの?年下のくせに、わたしのことなんか何も知らないくせにっ!」
俯いていた顔を上げて怒鳴る美緒。その頬はまだ乾いていない。強く光る瞳は、すみませんとひたすら謝る槙野を見据え、激しい怒りに燃えている。
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